rumi's hole　ー玩具ー

少し足を開く

もっと皆に見えるように

もう少しだけ開くと、手が伸びてコートの裾が捲られる

いやっ

反射的に手で押さえる

誰が隠していいって言った？
その手は今はいらないなぁ、これで片付けておきなさい

渡されたのは手錠
自分で手錠をかけるなんて・・・・・

早く

シートの後に手を廻して自分で手錠をかける
恥ずかしさと惨めさに足を閉じた瞬間

くちゅ

縄で縛られコートを少し肌蹴ただけなのに濡れている

トラックから見えちゃうかもね

とっても楽しそうに笑っている
ただその恥ずかしさに耐えている
たったそれだけで躰の奥から溢れてくる

もじもじと足を摺り合わせている私を横目で見ると

ブーン

はぅっ

十分なほどに潤って感じている場所にしっかりとはまっている玩具が芯を責める
シートの後でつながれた手を握り締め、力がはいってふるふるとももが揺れる
窓に映る私の顔は口を半開きにして顔を紅く染めている

シートは汚すなよ

車の振動がさらに縄と玩具をくい込ませていく
僅かな振動さえ強烈なものに感じる

車の中とはいえ、少し背の高い車からは丸見え
隣を走るトラックにスピードを合わせて走っている
運転手の好奇な視線すら私の感度をあげてしまう

もう・・・・・お願い・・・・・

聞こえないふりをして、返事の変わりに玩具の振動が強くなる

許して・・・・・ごめんなさい

そう言うのが精一杯だった
トラックの運転手の視線を浴びたまま果ててしまった

お仕置きだね

遠くで声が聞こえた