2007年05月21日
居酒屋 ４
すごいな、まさかね
微笑みながら、抜いた手をおしぼりで拭いている
軽蔑されているような、喜んでいるような
私にはどちらとも聞こえる
どっちでも良かった
ただ単純に 卑しい私 がいる
それに満足してた
惚けたままの私に
いつまでそうしてるの？
今度は笑いながら問いかける
私はまだだらしなくパンツのチャックを開けたまま
口は半開きでぐったりしてた
あっ、はい
慌ててしゃんとする
そんな私を微笑みながらじっと見ている
面白いね、君は。楽しいよ
楽しい？
そう、楽しいよ。いくら電話やメールで会話をしたと言っても
会うのは今日が初めてだろ？
それなのに君はこんな痴態をさらしてる
こんなところでね
こんなに楽しいことはそうそうないよ
そうか、そうだよね
私こんなところでこんな事してる・・・・・
そう思ったけど口から出た言葉は
そう思っていただけて嬉しいです
そうか
すっと右手が胸の尖った先を抓る
んんんっ
しっ、聞こえるよ
あっ、もしかして君は聞こえたほうがいいのかな
いやっ
まだ否定する気力はあったんだ
じゃ、と言って足を踏みつけられる
本当は顔を踏みつけてあげたいんだけどね
あっ
やっぱりね、そうだったんだ
君は快楽だけじゃなくて、痛みにも感じるね
誰に躾けてもらったんだ？
いい子だよ
私の反応にくすくす笑い声をあげる
躾け？誰にだろ？
いい子？誰がだろ？
思考はどんどん低下していく
さて
一言つぶやいてぎゅっと尖った先を更に抓られた
ぁがっ
そんな声が出た気がした
その声と同時に果ててしまった
いい玩具だ
さぁ、今夜はここまで
僕はいい玩具を拾ったよ
ぐったりしてる私にお水をもらってくれた
私、いい玩具なんだ、良かった
ありがとうございました
うん
いい玩具を拾ったよ、その言葉が嬉しかった
- by 瑠美
- at 22:58
comments
読み応えがありましたよ。
ありがとうございます＾＾
そんな風に言っていただけると書きがいがあります
次もそう思っていただけるように頑張ります